ポール・クローデルは駐日フランス大使(1921〜27年)外交官であり有名な詩人でもあった。
世界へ日本を紹介した彼の詩が私の心を揺さぶる。
『神道は日本人の生活であり宗教ではない。損か得かではない。美しいか美しくないかで判断する感性である。あなた一人一人が神である。』
『あれほど古い文明をそのままに今に伝えている民族はありません。』
『日本人は貧しい。しかし、高貴である。世界でどうしても生き延びて欲しい民族をただひとつ挙げるとしたら、それは日本人である。』
これを読んだときに思ったことがある。
それは貧しくとも当時の日本が世界に誇れる国であり、西洋文化のコピーを美徳とする拝金主義の現代日本に、恥ずかしさ以外に何を感じるだろうか。